お泊りデイサービスとは、食事や入浴などのサービスを介護施設に宿泊して受けることができる制度のことです。
このサービスを使えるのは日中のデイサービスの利用者のみに限られているため、初めに要介護認定を受けてデイサービスに通えるようにしておく必要があります。
要介護認定を受けるには、まず市区町村の専用窓口に申請書や保険証などを提出し、ケアマネジャーなどの訪問調査を受けます。
次に医師の診断を受けて意見書を作成してもらい、訪問調査の内容と合わせて一次判定を行います。
最後に専門家による二次判定が行われ、要介護度が認定されるという流れです。
介護度によって利用できるサービスが異なるため、ケアマネジャーとよく相談してケアプランを作る必要があります。
お泊りデイサービスの利用を希望する場合はケアマネジャーや施設のスタッフにそのことも伝えておくと良いでしょう。
お泊りデイサービスの利用料金は施設によって違い、1泊1000円のところや3000円のところ、宿泊費のほかに食事代もかかる施設も存在します。
また要介護度によっても費用が変わってくるため、どれぐらいかかるのかきちんと確認しておくのがおすすめです。
お泊りデイサービスは日中だけではなく泊まりで介護サービスを受けることができるので、介護を受ける人の気持ちをリフレッシュさせたり、家の外に出て様々な人と交流するきっかけにもなります。
その人の家族の負担を軽減することもできるため、事情があって毎日の介護が難しい場合にも助けになるでしょう。
ただし介護保険が適用されないというデメリットもあるので、ほかの介護サービスについても調べたうえで、介護を受ける本人とその家族に合った利用方法を考えることが大切です。
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